2012年10月3日水曜日

プレ訓練開始 9/30

9月30日 2回目の搭乗です

台風が接近中。そんな中、前日より天気図をずっと確認していました。
ちょうど台風18号と台風17号の間に挟まれてチョットは飛べるチャンスがあるのでは?
ダメで元々と思い、チャンスにかけて富士川に向かいます。

早朝の箱根路はガラガラに空いていて湘南より2時間掛からず富士川へ到着。予定の8時より前だったのでコンビニで朝食と昼食を兼ねたものを購入しました。飛べなかったらお昼ご飯を用意しても無駄になっちゃいますので。

心配していた空は何故かお天気です。風もそれほど強くはありません。17号の吹き込みの影響か若干、南西の風です。

8時5分、格納庫前に到着。すでに皆さん準備を開始しています。
こんな天気でも皆さん集まってきますね。

今回2回目の富士川。実質クラブ員としての活動は初めてです。勝手が分からないので何をすれば良いですかと問い合わせると、とりあえずASK21を滑走路へ運ぶトレーラーの牽引を任されました。10メートル程の長さのあるトレーラーです。給油用の軽トラを先導車にして滑走路へ向かいます。

最初にする事は、グライダーの組み立て作業です。
組み立て作業も初体験。
今日は午前中位までしかお天気が続かないので、早急に準備を済ませなければなりません。
1.先ずは機体をトレーラーより引きずり下ろします。
2.続いて左翼を下ろして機体に取り付け、次に右翼を取り付けます。
3.翼固定用のシャフトにグリスを塗りシャフトを差込翼を固定します。
4.主翼のコントロール系のリンゲージを接続します。
以上で大体の組み立てが完了です。時間としては20~30分くらいです。

続いて機体の点検作業
点検簿に従って各部の点検を行います。
機体の外観から始まり翼の取付、振動具合も点検します。各部コントロールにタイヤ、レリーズ周辺、キャノピーに計器、最後は無線のチェックと反時計回りに行っていきました。
主翼のコントロールリンケージ、ロックピンは最後に機長である教官がチェックを行ってから蓋が閉じられます。

さあ準備完了です。

今日の順番はMさん、S木さん、S山さん、妻、自分、S本さん、S井さんと7名がASK21に乗ります。
一人20分の時間規制で飛ぶことになりました。時間が来ると無線で呼ばれるので皆さんかなりの高速で帰ってきます。グライダーでも高速滑空だとしっかりと飛行機の音がしますね。

飛ばないときでも回収等やることはたくさんあります。

途中で曳航気がアイシングで計器不調で飛べないかもという一面もありましたが無事復帰して訓練続行。

次は妻の番で、S教官と共に飛んでいきました。
いつもは蒲原の山の方で離脱するのですが今回はランウェイ上空で離脱、その後山の方へ向かって行きました。山の上に上昇気流があるようで、グルグルと旋回を開始して上昇。楽しんでいるようです。

いよいよ自分の番です。
記念すべき体験搭乗と同じO教官に乗っていただきました。

今回で2度目、やることは少しずつ理解してきています。まだ許可書が到着していないので体験搭乗の2回目です。ただ訓練のメニューは少しずつ始まっているようです。

機体に乗り込んで飛行前チェック。操縦桿を動かしコントロールチェック、バラスト、ベルト、計器の高度0確認、トリム確認、キャノピーのロック、風向確認、ランウエイクリア、無線の周波数と電源の電圧確認。

自分 「完了です」
教官 「ダイブブレーキのロックは確認しましたか?」
ダイブブレーキを忘れていました。
それと窓は完全に閉めないで1cmほど開けておくようにとアドバイスを受けました。
左手で翼端へ完了の合図を送ります。

機体が動き出しました。離陸は教官が行います。
自分は操縦桿に手を軽く添えて動きを確認します。
浮き上がるまでは操縦桿は左右に振られ水平の確保は忙しそうです。

曳航中のピッチ調整を練習。曳航機の見え方を覚えるように言われます。
飛び上がって気流が安定している場所だと操縦桿はあまり動かさなくてもよさそうです。

山の上で離脱です。レリーズを2回以上引いて離脱確認、離脱高度確認。右旋回で機種を海側へ向けます。

教官「PW5は見えますか?」
遠くに白い機体が見えます
PW5は右下方をすれ違っていきました。

さて、今日の練習は直線水平飛行です。
まずはピッチをコントロールして速度をコントロール。90km/hにセットです。そのあとトリムを操作して合わせます。この速度での水平線の見え方を覚えるように言われます。
一度速度を合わせたら計器は視野の端でチラッと見るだけにして外を見ること。そとの景色の見え方を覚えてそれを基本にする事。
 続いてピッチを操作して速度のコントロール。速度の調整も計器の指示遅れがあるため変化を外の見え方と風切音の変化で知ること。風音の変化は先ほど1cm開けた窓から情報として入ってきます。あとは機体を水平に保つ事。ラダーを使ったスリップ時のヨーストリンガーの見え方とグライダー特有のロール時のアドバースヨー特性。それからの水平への修正、とにかくストリンガーが斜めに振れないように真っ直ぐ飛ぶこと。これの訓練です。
 先ずは伊豆半島に機首を向け目標設定、練習。その後左へゆっくり旋回して目標を富士山へ、同じく見え方と直進、水平飛行の練習。
 規定の20分はあっという間に終わってO教官の操縦で着陸です。
着陸も自分が操作するつもりで見るようにしていますが、旋回からの進路と角度を合わせるのが大変そうです。本当に出来るようになるのかな?



21分の飛行を終えて無事着陸です。訓練時間はとても短く感じます。
教官から本日のアドバイスを受けながらピストへ戻ってきます。


機体は回収され次の方の準備がされています。

だんだん天気が変化してきました。風が強くなってきます。
なんとか全員のれました。

お天気が悪くなる前に機体の回収も終えて格納庫へ戻る頃には雨が本格的に降ってきました。
絶妙のタイミングで濡れることなく本日の訓練終了です。滞空時間は21分間でした。

その後、箱根を越えて帰宅しましたが雨が強くなり公共交通機関には影響があったようです。





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