2012年10月30日火曜日

練習記録 10/28 (03)

10月28日

5回目のフライトです。
天気予報では生憎の雨となっています。雨が降ると訓練は中止になるのですが、朝はまだ降っていません。まあ、ダメでも仕方ないと思い富士川を目指します。

富士川に着くと格納庫はもう開いていました。
どうなるのか不安がありましたが、現時点では雨は降っていません。
O教官がiPhoneで天気の情報を調べています。

結論は本格的にお天気が崩れるまで時間があるので、準備を開始するということでした。

さっそくASK21のトレーラーを引っ張りだし滑走路へ向かいます。

滑走路へつくとトレーラを置いてリトリブカーを切り離し
ピストのバスについているVHFの無線アンテナを起こして固定。
無線機をセットする。
バスの発電機を回してヒサシを出す。
ウインドソックを取り付けに行く。

ASKをトレーラから下ろす。主翼のピン類にグリスを塗る。左翼の受け台を用意する。
左翼をおろし胴体に差し込む。
右翼をおろし胴体に差し込む。
左翼、右翼を上下前後に動かし固定ピンを挿入する。
無線のバッテリーを積む。
主翼のリンケージを固定する(エルロン、ダイブブレーキ)
胴体を台車から下ろす。
ピトー管をつける。
etc
やることはいっぱいありますが、まだ完全に覚えきれません。

続いて点検簿に従って点検
最後に教官に重要部の確認を行なってもらいサインをして頂きます。

その後点検簿に耐空検査後の時間、総飛行時間等を転記してピストへ置いて準備完了。

今日は8時前に格納庫へ到着していましたので搭乗順番としては1番です。

でも正直いうと1番は緊張してしまします。出来れば2番以降が良いかなって思ってしますのですがそんな時、救世主が現れました。

先輩のS木会員です。この度九州に転勤になってしまい今日のフライトのあと直ぐに九州に戻るとの事。私も入会したばかりで折角知り合えたのにすごく残念です。たまに顔を出される事を期待しています。

というわけで時間の無いS木会員に1番を譲りました。今日は特別に普段やらない科目をやっていただけるそうです。ランウェイ上のローパス。

エンジンが付いていないため普段静かなグライダーはローパスの時だけはかなりいい音をさせて飛ぶそうです。基本、位置エネルギーを運動エネルギーに変えて、さらに必要な高度まで再上昇してから着陸になるので、ローパス時の速度は超過禁止速度Vneぎりぎりの280km/h近くまで出すとの事。風切り音がキーンとカッコいそうです。車でもVMAXでの走行時は早い車だと300km/h位の出るのでいい勝負です。ただグライダーはエンジン無しでその速度域までいけるのですごいですね。

ローパスの映像を撮りたかったのですが残念ながらカメラを準備している最中に過ぎてしまって取れませんでした。残念。

後の話だと速度が260kmくらいで出しきれて無かったそうで教官が残念そうでした。
名残惜しそうに滑空場を去るS木さんを見送りいよいよ次は自分の練習です。

















離陸後の曳航中に雨がパラパラと降って来ました。ちょっと心配です。
主翼に水滴がつくだけで揚力への影響が大きいそうです。究極の空力マシンであるグライダーにとってはちょっとの水滴も性能に影響してしまうんですね。

今日は旋回の練習
初動でラダーとエルロンを使いバンク、持続で舵を一旦戻しバンク角により当て舵(エルロン等)でバンク角を維持し機種の向きを水平線に合わせたまま旋回。停止でバンクを戻し水平に合わせ直線飛行。ヨーストリングの動きに注意して横滑りの少ない旋回を心がけるのが目標ですが・・・

言っていることは全然出来ません!

















左旋回中ですが、中央の紐が右に流れてます。(内滑り状態)
先輩アドバイスによると「キックボール」でボールの向いた方向のラダーを踏めば良いそうです。
グライダーのヨーストリングだとテープで固定している方向が頭になるのでこの場合左のラダーを踏み込めば紐は中央に来ます。またはエルロンを当て舵して若干水平方向へ戻せば紐は中央に来ます。

エンジンの無いグライダーは滑り等のロスでも飛行時間に影響がでてくるので慎重に丁寧に飛ばさなければならない様ですが、訓練中の自分にはまだそんな繊細な操作ができません。

とにかく曲がれ~ 戻れ~ 真っ直ぐ飛べ~ 水平になれ~と心で念じているばかりです・・・
念じても動かないんですけど。ちゃんとバランスよく操作しないと。
















上昇が全くなく下がる一方で訓練時間も稼げませんでした。北の風の為、RW36でファイナルアプローチです。

飛行時間17分

反省としては、まだ体が固いようで力が入っているかんじです。
水平線を合わすのですが、操舵して戻すタイミングが掴めてません。
必ず行きすぎてしまいます。
慣れてしまえばいいのでしょうが、まだ一連のプロセスが体になじんでないので、離脱するにも
頭で考えて、レリーズを操作しています。それらの操作が自然に出来るように経験を積むしかないのですね。

今回からカメラで記録を取るようにしました。(先輩訓練生も着けていましたので)
上にあがって頭が真っ白常態では教官の言葉もすべて覚えきれません。
冷静な状態で行動を確認するといろいろ発見するものがあります。

今日の訓練は午後、早々に撤収になりました。幸い撤収時には雨に降られず、撤収後本格的に雨が降って来ました。




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